ラノベの書き方。先行書からオリジナル作品を生むためのポイント

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この記事はこちらの記事からの続きです。

いきなりここにたどり着いた方は、先にそちらをお読みになることをおすすめします。


小説を書きたいけど書きあげたことのない初心者向けにご紹介した、お気に入りの3冊を決めるという手順。

次はその3冊を実際どのように執筆に活かすか説明します。

最初の3冊の読み方

そもそも「いきなり小説を書けない」という人のために、まずは読むことからはじめようというお話でした。なので、この3冊を順に読んでいきます。ただし一読者として、ただのファンとして、無心に楽しむだけの読み方では執筆に活かせるものを多く得ることはできないでしょう。小説家になるためには、分析的な態度で先行書を研究する読み方が必要です。

何を分析すればよいか

手元においたお気に入りの3冊から、なにを得ようとして読めばよいか。初心者が小説をはじめて書くためには、この4つのポイントに集中して分析してみましょう。

1.その主人公は本当の主人公か?

2.主人公とヒロインはどうやって出会ったか?

3.主人公の最大の強みと最大の弱みは?

4.読者に最も支持されているシーンはどこか?

その主人公は本当の主人公か?

書いている主人公が本当に「主人公」と呼ぶにふさわしいかどうか。この視点なしには、キャラクター小説はなりたちません。そんな主人公らしさは、じつはちょっとした工夫でちゃんと描けるようになります。このサイトでは、どういうポイントに気を付けて書けば主人公が主人公らしくなるのかについて解説していきます。

主人公とヒロインがどうやって出会ったか?

主人公にならぶ作品のもうひとりの顔、それがヒロインです。魅力的なヒロインなくして、ライトノベル読者の心をつかむことはできません。どうすればヒロインを可愛く書けるのか、なにに気を付ければヒロインがヒロインらしくなるのか、それは出会い方を工夫すればいいのです。

主人公の最大の強みと最大の弱いは?

主人公が主人公としての役割を持ち始めたら、次は主人公の性格についても意識をむけてみましょう。キャラクターの強さとは戦闘力のことではありません。その主人公がその主人公以外では成立しない、大体不可能な存在なのかどうかが主人公の強みです。

読者に最も支持されているシーンはどこか?

物語に客観性をつけくわえるために不可欠な視点です。自分の書いているもののどこにお客さんが感動するか、それを見越して小説を書けるようになれば、作家人生の頼れる武器となるでしょう。

次のページからは、1番の「主人公の役割」から、順を追って初心者が最初に気を付けたい上記のことについてもっと詳しく説明していきます。

1.その主人公は本当の主人公か?

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