ライトノベル作家を目指すための下準備。道具と環境をいかに整えるか

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ライトノベル作家を本気で目指すにあたり、あると有利なものとは何でしょうか?

小説家稼業は元手がなくても始められる、というのはすでに昔の話です。生き馬の目を抜くライトノベル戦国時代には、作家を助ける便利なツールがそろっています。

そこで、今回はライトノベル作家を目指すための下準備と題して、あらかじめそろえておきたい道具と環境をご紹介します。

ライトノベル作家の下準備①道具編

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道具選びのポイント

  • 創造性を刺激し、アイデアを深化させるための道具。
  • 自分なりの選ぶ基準を決めて、愛着を高める。
  • 校正者のための本は最新版を持つように。

電子辞書

文章を書く人にとって必須アイテムと言えます。語彙を深め、新たな知見をもたらし、創造力を刺激する有用メカです。軽くてコンパクトなので、携帯性に優れ、いつでも持ち歩けるところが強みです。ただ、使い慣れないうちは意外と欲しい情報にアクセスしづらく、スマホやパソコンですませてしまうこともあるかもしれません。それでも、文章を生業にしようと志すなら、電子辞書はそばに置いておきたいものです。

紙の辞書


電子辞書に並び、紙の辞書も必携アイテムです。

紙の本ならではの手ざわり、皮膚をとおして得られる刺激、視界に入る言葉と言葉の予期せぬ化学反応。それらの経験は、少なからずあなたの書くものに影響をあたえてくれます。

▼関連記事:「ラノベ作家になりたければ中学生用の国語辞典だけで本を書こう

メモ帳orメモ用紙

メモ帳は作家の財産です。フラッシュアイデアを書き留め、空間に霧散させないためにメモを持ちましょう。紙質にこだわるのもよし、メーカーにこだわるもよし、なんらかの選ぶ基準をひとつ決めて、特別に愛着をもつようにすると、書き留めておいたアイデアへも感情が移ります。

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ポメラ

プロのなかにも愛用者が多い、携帯性にすぐれたワードプロセッサーです。軽快な動作で、思考をストレスなくシームレスに出力できると言われています。よけいなことをせず、ただ書くことだけに集中したいならうってつけのアイテムです。

校正必携

編集者が新人のころに、先輩から購入をすすめられるのが、この校正必携です。

画像は2011年改訂版。

文章作法のイロハから、印刷物に使ってよい漢字、だめな漢字の表や、プロでも迷いがちな送り仮名の使い分けなど、洗練された文章力を獲得するために必要な知識がそろっています。本来は校正者が手元に備えておくべきものですが、作家をめざす方にとっても少なからぬ発見がある本なので、1冊持っておくと便利です。ただし、言葉は生き物ですのでこの本は年々改訂されます。必ず最新のものを買うようにしましょう。


ライトノベル作家の下準備②環境編

環境作りのポイント

  • リラックスと集中を自在にあやつる、お気に入りの場所をつくる。
  • 一人の空間、人といる空間。目的に応じて使い分ける。
  • WEBで小説を発表できる場は必ずもっておく。作家デビューへのショートカット。

一人きりになれる空間

自分専用のワークスペースが自宅にあったらなあ・・・と考えている方は多いと思います。しかし実際に「書斎」を設けようと思うと、なかなかスペースの確保が難しかったりするもの。 そんな時には、家の中で空いているちょっとした空間を利用してみるといいかも。書斎と言えるほどは大きくないけれど、自分だけの特別な空間・・・。ぜひ参考にしてください。:

優れた創作は、古来、孤独のなかで成されてきました。人の気配は集中力を奪い、創作に没入することを妨げます。

本当にいいものを書きたければ、書斎を用意して一人きりになれる空間を手に入れましょう。

執筆時間の固定化

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だらだらと書くことをやめて、しばりを設けると生産性はアップします。

執筆時間を固定するのです。毎日決まった時間に必ず書くと決め、一日一日書いた実績を積み上げていけばいつのまにか一冊分できていることでしょう。

決まった時間から書きはじめることに加えて、決まった時間までしか書かない、と作業の長さに制限をもうけるのも有効です。

執筆を芸術の女神がもたらすインスピレーションの産物であるという思い込みを捨て、書くか書かないか、人為的な営みにすぎないことを認めましょう。ビジネスライクに創作物とむきあい、納期にあわせてテキストを仕上げる。そういう割り切り方も、作家の資質のひとつです。

お気に入りの執筆場所

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一人きりになれる空間が心を研ぎ澄ませ、緊張感を高めて創作性を刺激するためのものであるのに対し、リラックスのための場もいくつか持っておくと良いでしょう。

漫画家や作家は、しばしばファミレスで原稿を書きますが、凝り固まった思考をほぐす気分転換にはぴったりの場所です。

作家志望者コミュニティ

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ともすると客観性を失いがちな、作家道の歩みはじめには、おなじ将来をこころざす友達がいると心強いでしょう。

ただし、嫌われたくない一心で低レベルの文章を誉めそやしたり、逆に友達からの批評をシャットアウトするようなら、一度そのコミュニティから距離をおいてもいいかもしれません。プロの作家になればその何倍も阿諛追従が追いかけてきますし、罵詈雑言からも逃げられません。どちらを浴びせかけられても堂々としていられる精神性は、作家にとって代えがたい才能に数えられます。

家族の理解

人によっては特に難しいかもしれませんが、創作活動に対する家族の理解はぜひとも獲得しておきたいものです。

なにも言わずともあたたかく見守ってくれる方がそばにいるなら、それは大変恵まれたことと言えます。執筆一辺倒になって大切な人とのコミュニケーションをおろそかにしたり、見えにくいところで支えてくれていることへの感謝を忘れたりはしないようにしましょう。原稿の最初の読者にして、地球上最初のファンになってもらえるなら、それに勝る味方はいません。

WEB小説投稿サイトのアカウント

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プロ作家を目指すと目指さないとにかかわらず、WEB小説に投稿できるアカウントはもっておくべきです。

いまや出版社主催の小説新人賞は従来の役割を終えつつあり、実力のある在野のセミプロ、ないしアマチュアがどんどんWEB連載をきっかけに商業デビューの切符を得ています。同じ原稿を小説賞に投稿するのと、WEBに掲載するのでは、読者の目にダイレクトに届けられるという点で後者のほうがスピーディに結果につながります。

たとえば、すでに「小説家になろう」で連載中のものがあれば、「アルファポリス」にも登録することで出版のチャンスが大幅に増えることになります。小説家になろう以外でも、実は自前のブログで連載形式のコンテンツを持っていれば、そこから書籍化につながるルートもあります。

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下準備に力を注ぎすぎないように

形から入ることを嫌わないようにしましょう。上達するまでにいろいろ揃えちゃうと、いざやる気が出なくなったら無駄になる、なんて杞憂をするくらいならどんどん揃えてあとから悔いたほうがマシです。とはいえ、あくまでも下準備。あまり道具選びにこりすぎたり、環境を整えることばかりに腐心して、執筆に入れないようでは本末転倒になります。ほどほどに道具をそろえたら、気分をひきしめて作家の道を進みはじめましょう。

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